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【インターン体験談】自分を変えたい人必見!山口県を飛び出した僕が合羽屋で学んだ大切なこと

2016年04月27日

岐阜・名古屋のインターンに本州の果てから学生が修行に。
しかもインターン先は雨合羽屋??

 

山口県から、岐阜県へ。
6ヶ月間のホンキ系インターンシップに挑んだ山口大学経済学部の奥田真也さん。

聞けば彼は、山口大学の長期実践型インターンシップのパイオニアとのこと。前例もない中、単騎で挑んだ半年間とその素顔に迫りました。

山口大学経済学部 4年 奥田 真也さん(左)

 

事の始まりは海外インターンの挫折から??

学生時代に2つの学生団体の立ち上げに携わり、代表を務めていた奥田さん。しかし結果の出せない日々にこんな思いを抱いていました。

「結果を出せないのは時間がないから、一つのことに集中さえすれば自分だって…」

でも、そんなのやってみなきゃわかんない。自分の可能性を見つめ直すため、言い訳から抜け出すためのきっかけを探していた奥田さんは知人に海外インターンの説明会に誘われました。

「これだ!!」

シリコンバレーで過ごす1ヶ月!そんなタイトルと紹介プレゼンにすっかりテンションの上がった奥田さんはいきなり天国から地獄へ。

今すぐ100万円用意してください。

「絶対無理じゃん。」

当時奨学金も借りて生活していた奥田さんにそんな余裕はありませんでした。行き場のない思いを捨てられない奥田さんは知人にこう頼み込みました。

「長期間、お金がなくてもできるチャレンジってない?(ドラえもん~泣)」

知人「しょうがないな~岐阜ならあるよ」

インターンシップフェアで合羽屋の社長に出会う

日本でもだんだんと知名度があがってきていた長期インターン。
なぜ、岐阜だったのか?理由は、岐阜のNPO法人G-netは寮を持っていたから。つまりお金がなくても住み込みでインターンができる!

奥田さんは名古屋で開催されたインターン受入企業と学生のマッチングイベント、「長期実践型インターンシップフェア」へと踏み出しました。

「オレはホンキでこの半年間に賭ける。だから一番、ホンキでぶつかってくれる会社に行く!」

経営者が次々とパワーポイントでかっこいいプレゼンを行う中、
世の中にはこんな会社もあるのかと思っていると...

「インターン生の心得!!!!!」

パワーポイントも使わず経営者も話さず、その会社のインターン生と思われる女子大生が手書きの模造紙を持って叫びました。

船橋株式会社という業務用雨合羽を製造する会社でした。

「ここだ!!」

0秒思考で即決した奥田さん。

「後から振り返ってみるとすごく恥ずかしい企業紹介だったと思います。。でも僕に熱意を伝えるには十分で、この会社でインターンできなかったらもうインターンはしないってくらい決断してましたね(笑)」

オーダーメイドのレインウェアの販路を拡大せよ!!

無事、船橋株式会社でのインターンが正式に決まった奥田さんに通達された6ヶ月間のミッションは、

▼オーダーメイドのレインウェア製造サービス『カスタムレイン』の企画を完成させ販路を拡大せよ▼


「これらを解決するため、セミオーダーの雨合羽を販売する仕組みを作ることが、僕のミッションでした。1からすべて別注で作るよりも既製品を要望に応じて、カスタムすることでコストカットすることができます。しかし、市場のどこにもそんなことをしている企業はなかったので、どうアプローチするかが鍵でした」

企画を固めカタログ作成に奔走!
社員の方と企画を進めながら同時並行で商品カタログの作成をスタートさせました。その製作期間はたったの1ヶ月です。何度も原稿を修正しながらわかりやすいカタログを追求していきます。

「もう本当にバタバタでしたね。経験値0からのスタートで、ずっと締め切りに追われていました。何度も何度も業者や社員さんと打ち合わせたり、作り直したりして。発注ミスのトラブルもあったりしたんですが滑り込みセーフで作りきることができました」

奥田さん製作のカタログの表面

マーケティング100本ノック~結果は足で稼ぐ~

次に奥田さんを待ち受けていたのは、この商品がどの業界のどの層に売れるのかというマーケティングでした。需要の検証のため、会社や自治体にひたすら電話をかけ続ける日々が始まりました。


「ずっといらない、雨合羽にそんなお金をかけられないって言われるのすごい辛かったですね。自分のやってることって意味あるのかなって。でも電話100件かけて1社ひっかかれば良いほうなんだってことが、終わってからわかりました。かっこ悪いことやった人にだけ成長と結果がついてくるんですね。」

実地調査開始=大冒険の日々

電話でのヒアリングから実地調査に乗り出した奥田さんはいよいよ社会人の先輩たちと渡り合っていくことになります。

「一言で言うと大冒険でした。主に消防業界が会社の取引先だったので現在の使用状況を聞いたり、新企画の説明に回っていましたがもう波乱万丈でした。鬼みたいな消防課長に必死に食い下がったり、どうみてもヤクザな消防団長に話を聞いたり、ものすごくえらい取引先の人たちの飲み会に単騎で飛び込んだり(笑)」

そんな中で、既存の顧客には新企画は通じないことがわかり、いよいよ未知の業界へのアプローチが始まりました。

ターゲットは鉄道!渾身の営業で採用獲得なるか!?

鉄道なら売れるかもしれない!

「この仮説を検証するため、鉄道業界の規準をクリアするレインウェアがあるのかを調べました。するとほとんど無かったんです。そしてオーダーメイドで作ることができる。名古屋の鉄道にアプローチしました。」

決死のプレゼンの結果、高評価を頂いた奥田さん。採用前のモニタリングテストの受注を受けることができました。

「今でも覚えているのは、こんなレインウェアを待ってた!本当にありがとうとお客様に言われたことでした。雨合羽だって誰かの役に立てる、本当にかっこいい仕事だと思いました。」

 

インターンで学んだ大切なこと

奥田さんが6ヶ月間も名古屋で、住み込みで、ある意味社員以上に働いて得たものはありましたか?

「自分を見つめ直すきっかけになった」

「インターン前の自分は、ある意味すごく肩に力が入っていました。結果をださなきゃ、すごいやつにならなきゃって。でもこの経験を通して、かっこ悪い自分を認めざるを得なかったり、逆にこんなこともできる自分を発見したり。ありのままの自分を受け入れることができました。」


これからインターンをする人、やってみたい人へ

この長期実践型インターンシップにチャレンジしたい人へのメッセージはありますか?

「辛いことも多いですが、同じくらいの充実があると思います。寮の仲間と語り合ったり、インターンの同期と課題に奔走したり、はたまたコーディネーターと忘年会をしたりと(笑)

それに人生も180度くらい変わります。やりたいことよりもどんな師匠(社長)の元で6ヶ月間働きたいかを見極めても面白いかもしれませんね!」

寮のメンバーとの飲み会

インターン同期と打ち上げ

たくさんの仲間やかっこいい大人に半年間触れて、大きく成長した奥田さん。今回はインタビューさせていただきありがとうございました!現在は山口大学でもこの長期実践型インターンを広めるべく活動中です!!

 
 
 

▼▼ホンキ系インターンフェア▼▼
日時:2019年1月19日(土)12:00~19:00(19:00~懇親会もあります★)
場所:国際センター4階 展示室1-3(名古屋駅から徒歩8分)
詳細:https://gnet-intern.net/

インターンという概念にとらわれず、学生・企業双方の未来を作るためのプロジェクトへの参画者を募集するイベントです。
ホンキ系インターンシップフェアはあなたのやる気に火をつける!!
魅力ある中小企業に直接触れて、話を聞いて、諦めるのはそれからでも遅くない。
皆さんのご参加を会場にてお待ちしています。

次は君の番だ!


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