【プレスリリース】地方初、G-netにて経済産業省職員の第1号兼業者の受け入れを開始しました。
2019年08月09日
※8月4日には、岐阜のG-netオフィスにて、
兼業者森本さん(右)とG-net代表理事南田(左)による兼業契約書の取り交しをしました
国家公務員の公益的活動等を行うための兼業に関し、環境整備が進められたことを受け、
NPO法人G-netが経済産業省職員の第1号兼業者の受入を開始したことを
本日リリース致しました。
この受入は、2018年6月15日閣議決定の「未来投資戦略2018」にて「国家公務員については、
公益的活動等を行うための兼業に関し、円滑な制度運用を図るための環境整備を進める」と
されたことを踏まえ、内閣人事局において兼業先等に関する許可基準を明確化して以来、
地方NPOでは初、また経済産業省においても第1号のマッチング事例となります。
G-netでは、事業として社会人を兼業でマッチングするプラットフォーム作りに取り組んでおり、
今回の受入を通じて、公務員による地域課題解決事業への参画モデルの事例を地域発で輩出
することを目指しています。また、こうした事例を生み出す中で、より効果的な仕組み作りを
模索し、公務員をはじめとした多様な人材が地域課題解決に取り組める環境整備を進めていきます。
※こちらはG-netの兼業として首都圏から参画するリモート兼業人材との集合写真
◆受入概要◆
期間:2019年8月4日~2019年12月31日
兼業形態:首都圏からのリモートによる事業参画
兼業として従事する事業について:
G-netが運営する地域と都市部を繋ぐ兼業プラットフォーム「ふるさと兼業」の企画運営支援事業
※G-netでは、他にも複数名の兼業人材を採用しています。
◆兼業人材の今後の動き◆
森本さんは、今後兼業者として月1回のオンライン定例会議や首都圏開催のイベント企画運営などに
携わっていただく予定です。また、地域密着で産業支援に取り組むG-netと、国全体の産業支援に
携わる森本さんの双方の知見を活用した意見交換の機会も適時開催し、効果的な兼業事例になる
よう取り組んでいきます。
◆兼業人材のプロフィール◆
名前:森本卓也 所属:経済産業省 経済産業政策局 産業人材政策室
1993年生まれ。三重県出身。大学卒業後、経済産業省に入省し、これまでにエネルギー政策や産業人材政策に従事。
<森本さんコメント>
「東京で勤務しながらも、ふるさとに貢献したいという想いを抱いていたため、今回、G-netとの
兼業に挑戦することを決めました。想いのある人が、想いのある地域とつながれるよう、一生懸命取り組んでいきます!」
◆ふるさと兼業とは◆(兼業マッチングweb「ふるさと兼業」https://furusatokengyo.jp/)
本業を抱えながら、隙間時間を活用して、故郷など関心ある地域での兼業や、得意分野を活かした
地方企業での兼業など、地場産業や地域課題に密着した兼業プロジェクトを掲載するマッチングwebです。
地域毎に兼業を支援する専属コーディネーターを設置し、受入側、参画側を丁寧にフォローできる体制を
整えているのが特徴です。ひとりひとりの多様な働き方の推進と、関係人口の創出等の地域と都市部を
つなぐ取り組みを通じた地域産業の活性化を目指しています。
2019年8月現在で16地域16団体と連携して運営しています。
参考)国家公務員の兼業をめぐる動き
■平成30年6月15日に閣議決定された「未来投資戦略2018」
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/miraitousi2018_zentai.pdf
■国家公務員の兼業について (概要) 平成31年(2019年)3月
https://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/jinjikyoku/files/kengyou_gaiyou.pdf
※2018年に方針提示後、2019年3月には内閣府人事局から国家公務員の兼業についての概要が示されています。
※国家公務員法104条)
職員が報酬を得て、営利企業以外の事業の団体の役員、顧問若しくは評議員の職を兼ね、その他いかなる事業に従事し、若しくは事務を行うにも、内閣総理大臣及びその職員の所轄庁の長の許可を要する。
(1) 兼業先及び兼業する事業・事務について
(2) 報酬額について
(3) 兼業に従事する時間について
などについて概要として示されています。
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法人名 : NPO法人G-net(https://gifist.net/)
代表者 : 代表理事 南田 修司
設立 : 2001年10月1日
所在地 : 〒500-8844 岐阜県岐阜市吉野町6-2 ブラザービル2階