【インターン体験談】これからの日本経済を支えるのは、オタクかもしれない説
2016年11月20日
この記事を読んで欲しい人
✓趣味に対してかけてきた総額がヤバくて友達にもつっこまれてる人
✓趣味に対する情報収集能力がハンパない人
✓趣味なんて仕事に結びつかないって思っている人
将来の夢やなりたい職業がない、って人。多いのではないだろうか?
でも、そんな人でも趣味はある。映画、ゲーム、音楽、アニメ、アイドル...とにかく様々だ。
趣味は仕事に結びつかないなんて思われがちだが、こんなことをやり遂げた学生がいる。
今回紹介するホンキ系インターン生は、岩狭涼。(愛知大学法学部3年)
オタジャンル:カードゲーム。カードゲーム暦13年。
所有枚数約7000枚。数々の大会に出場。趣味はカードゲームにとどまらず、スマホゲーム、テレビゲームなど多岐にわたる。
岩狭、インターンフェアに特殊召還される【LP 4000】
ゲーマー岩狭はインターンを始めるまでは、
サークル、バイトが上手く行かない...。人生楽しくないなあ...。ゲーム、ゲーム、ゲーム!!!
そんな日々を過ごしていた。
そんな時に、友達に誘われてインターンフェアに行ってみることに。
これが後の岩狭の運命を変えることになるとは、まだ誰も知らなかった。
▲金属でつくられたウクレレ
ホンキ系インターンフェアで岩狭は、
大垣市にある金属加工を専門に行っている工場「有限会社早野研工」と運命的な出会いをした。そこでつくられた金属のウクレレや麻雀牌を見て、彼はあることをひらめいた!!!
ゲームのアイテムを金属で作ってみたい!!!
ただただ自分が好きなものを作ってみたい!
その一心で町工場へ飛び込みインターンすることを決意した!!
デュエル、スタンバイ【LP 6000】
岩狭に与えられたミッションは『町工場の魅力を発信せよ』
町工場と聞くとどんなイメージを持つだろうか?
なにをしてるかよく分からない..小さな部品を作っている..
もしかしたらこんなイメージを持っている方が多いのではないだろうか。
町工場には素晴らしい高度な技術がたくさんあるのに、そのことを理解している人は決して多くない。岩狭は町工場の技術を間近で見て、肌で感じて、感動しその技術の美しさに涙した。
好きなものは全力で多く人に知ってもらいたくなるオタク気質がここで発動した。
岩狭は考えた。
『この魅力伝えたい!!!俺、新商品開発する!!』
この選択が、吉とでるか凶とでるか。岩狭はひたすら突き進むのであった。
勝利の方程式は整った【LP 7000】
作りたいものがたくさん頭に浮かび、6コくらい企画書を書いたが全部ダメ...。
悩んでいた時、自分の身近なもので金属であったらいいもの、自分の欲しいものをつくるのはどうだろうかと考え始めた!!
そこで浮かんだのが...
ライフカウンター
(ライフカウンターとは?→カードゲームにおいて自分のライフを記録しておくもの。スポーツの得点板のようなもの。)
今までに無かった、シンプルで使いやすくて、かっこいい金属のものを作りたい!
なによりも、岩狭自身が欲しいもの!!
それは同じカードゲーマーにとって欲しいものである。岩狭はこれは作らなくてはならないと確信した。
岩狭は企画書を書いたが、ライフカウンターを知ってる人は社内には誰もいなかった。
だが、好きなことを説明するのは得意分野である!!
全力で説明して、全員に理解してもらい、やっと企画が通った!!!
次回、岩狭死す【LP 0】
企画が通り、新商品の開発が順調に進み始めた!!
『まずは試作品をつくってみて!』こう社長に言われた岩狭。
だが...
設計の知識ゼロ。経験もゼロ。よく分からない。失敗し続ける日々。
約40コの試作品を作ったが、全部失敗。
▲試作品の山。
岩狭は絶望のどん底にいた。岩狭の心のLPは尽きた。
そんな時、声をかけてくれたのは社長であった。
▲右:早野社長 左:岩狭涼
それからは社長と社員が助けてくれて一緒に試作品作りを手伝ってくれるようになっていった!
岩狭はここで嬉しくて号泣した。岩狭の心のHPは回復した。
集いし星が1つになる時、新たな絆が未来を照らす!【LP 2000】
企画が通ってから5ヶ月後、ようやくライフカウンターが完成した!!
▲ライフカウンター「Rev.」
だが、ここで思ってもいなかった事態が発生した。
この商品、、イメージでは5000円くらいだったが、コストだけで1万円以上の超贅沢品になっていたのだ。
今まで作ったら売れると思っていた彼の心の中は
『これ売れるのかな..』という不安に変わっていった。
どうしよう...。
そう思っていたときにクラウドファンディングの存在を知った。
クラウドファンディングとは、新しいアイデアやプロジェクトを考えた人が、インターネットを通じて、世の中に呼びかけ共感した人から支援をしてもらうこと。これは、商品の需要の確認にもなる。
“せっかく自分にしかできないアイデアを形にしたんだから、最後まで自分にしかできないことをしよう”
“好きなことはすきなだけやりたい”
その想いから、彼はクラウドファンディングを始めることを選択した。
ずっと俺のターン 【LP 8000】
でもやっぱり、
『我が子(ライフカウンター)は世の中に受け入れられるのか...不安...』
こんな気持ちの中、ついにお披露目の日を迎えた。
大会では、岩狭の作ったライフカウンターが使われて「こんなの欲しかった」というコメントが殺到!!
Twitterではライフカウンターのリツイートが357も!!
▲Twitterのリツイート
クラウドファンディングでは、1ヶ月で30万を超える支援金が集まった!!
→クラウドファンディングの様子はこちら
『カードゲーマーに気持ちが届いた!!』
ようやく苦労が報われて岩狭は号泣した...。
「ものづくりの楽しさ」から一歩踏み込んだ、「作ったものが認められる嬉しさ」を知った。
“好きなものをつくりたい”この思いから始まった半年間の挑戦。
好きなのもをつくり、認められて、好きを社会で活かせることができた。
自分のオタジャンルが社会で活かせられるのはとっても楽しくてワクワクするはずだ。
日本のお家芸。”OTAKU”
彼らの趣味に対する行動力はすさまじい。
好きなものを、好きなだけ愛でるために
かのビルゲイツも言っている。
『オタクには親切に。』いつか彼らの下で働くことになるから。』
~岩狭涼からインターンを始めようと思っているあなたへ~
やりたいことをやれる環境や、やりたいことを早めにみつけられる環境が大切だ。
できるできないで判断するのではなく、やりたいことは素直にしたらいい。
フェアはやりたいことを見つけられる場でもある!!
生きているだけで爆アド!!!
次は君のターンだ!!!
▼▼ホンキ系インターンフェア▼▼
日時:2019年1月19日(土)12:00~19:00(19:00~懇親会もあります★)
場所:国際センター4階 展示室1-3(名古屋駅から徒歩8分)
詳細:https://gnet-intern.net/
インターンという概念にとらわれず、学生・企業双方の未来を作るためのプロジェクトへの参画者を募集するイベントです。
ホンキ系インターンシップフェアはあなたのやる気に火をつける!!
魅力ある中小企業に直接触れて、話を聞いて、諦めるのはそれからでも遅くない。
皆さんのご参加を会場にてお待ちしています。
次は君の番だ!