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【インターンOBOG社会人】旅行業界を目指していた私が老舗合羽メーカーに入るまで。

2017年11月17日

▲今回の先輩社会人:船橋株式会社 中村朱那さん

【G-netインターン生がOBOG社会人にお話聞いてきました。第9弾】

 

「私、旅行業界に就職するつもりしかなかったんです!」

 

そう語っていた今回の先輩社会人 中村朱那さん。

そんな彼女が今働いているのはもちろん旅行業界の・・・。

ではなく、老舗合羽メーカ―の船橋株式会社です。

 

ん?なぜだ?

誰もが思うこの謎の選択。

 

しかし、この選択にはカッコイイ理由がありました。

 

 

旅行業界を目指していた私が、老舗合羽メーカーに入るまで

 

Step1:自分の夢を疑ってみる。

 

 

お母様が旅行業界にお勤めの中村さん。そんな環境で育ったからこそ、旅行が好きで、大学でも観光学を専攻、就職も旅行業界を目指していたといいます。

しかし、大学3年生になって就活を意識し始めた時、突如不安に襲われることに。

 

「あれ、私世の中にどんな企業があるのか知らないくせに、旅行業界に行きたいと思ってない??」

 

中村さんは気づいたといいます。ただの憧れで旅行業界を目指していたことを。

「旅行業界に行く憧れ以外の理由が欲しい。」

それを得るためにも他の会社や業界を知りたくなったという中村さん。

そして出会ったのがホンキ系インターンでした。

 

 

Step2:本気な大人と一緒に働いてみる

 

 

「就職は旅行業界だからこそ、今のうちに他の企業で働く経験を。」

 

そんな想いで中村さんが選んだインターン先は「えごま油」を扱っている太田油脂株式会社でした。

食品業界という今まで考えたこともなかった業界に飛び込んだ中村さん。

太田油脂直売店の「女子大生店長」に就任し、店舗での売り上げUPに挑戦したといいます。

 


▲店長に就任し企業HPに登場した中村さん

 

「1つ1つ、1人1人に本気を積み重ねることがすごく大切だと思っていました。」

 

自身のインターンをこう振り返る中村さん。

商品、会社、社員、お客さんその1つ1人にしっかり向き合ったからこそ、結果として、店舗売上を4倍にするという凄まじい成果を残していました。

 

しかし、中村さんがインターンを通して一番嬉しかったこと、驚いたことは「売上4倍」という自分の成果ではなかったといいます。

 

『自分の仕事に誇りをもって、積極的に働く社会人が存在すること。』

 

「これ、私がインターンをして一番の発見であり、そんな人たちと働けたことが幸せでした。」

それまでは「社会人とは仕事に追われ、毎日疲れて電車に揺られる」という印象を持っていたという中村さん。

しかし、インターンで出会った大人たちによってそのイメージを覆されることに、

「私もこんな人になりたい。」

中村さんのなかで何かが変わり始めたといいます。

 

 

Step3:目標の転換

 

 

自分の仕事に誇りをもって、積極的に働く大人との出会い。

これは中村さんの目標に変化を与えていました。

 

「『楽しく働き、イキイキした大人になる。』という私の新しい目標が出来ていました。」

インターンをするまでは「旅行業界への就職」が1番の目標であった中村さん。

しかし、インターンをした後には「自分がどんな姿で何をするのか」といったことが一番の目標になっていたといいます。

 

 

Step4:熱烈社長との出会い

 

 

「イキイキ楽しく働ける企業に出会う」そんな目標を掲げインターン後に就職活動を始めた中村さん。

長年憧れた旅行業界も例外ではなく、大手旅行会社の選考も受け、内定を貰っていたといいます。

 

しかし、

「憧れていた業界ではありましたが、そこに私の目指す人の姿を見つけることができませんでした。」

憧れの業界ではあったものの、そこに一番の目標であった「働くを楽しむ姿」を想像することができなかった中村さん。

そんなタイミングで偶然お会いしたのが、船橋株式会社の舟橋社長だったといいます。

そしてこの偶然の出会いから、社長の熱烈アピールを受けることになった中村さん。
何度か会社に足を運び社長の話を聞く中で見つけたことがありました。

『中村さんにはこのプロジェクトを任せたい、君にやってほしいんだ!』

「この言葉で心が躍りました。私に唯一入社後やってほしいこと、自らの企業の良いところ、悪いところを包み隠さず伝えてくれたのが舟橋社長でした。」

 

 

そんな船橋社長の人柄や、熱意に触れたことにより

「ここでなら私は自分の仕事に誇りをもって、楽しく働ける!」

中村さんは目指す姿を実現できるステージ(会社)を見つけていました。

 

 

中村さんのイマ 「大変なのは当たり前」

入社前、船橋社長が当時の中村さんに任せたいと豪語したのは「高齢の方、障がいのある方、海外の方が気持ちよく働ける新工場の設立」でした。
ダイバーシティに向き合い、それぞれの強みや、弱みを活かしながら工場を運営していく。そんな前例のないこのプロジェクトに社会人2年目でありながら必死に取り組んでいるという中村さん。

 

お話を聞く中でも、仕事の大変さが十分すぎるほど伝わってきました。

しかし、最後に中村さんは笑顔でこう言います。

 

「大変なのは入社前から分かっていました。でも本当に私がやりたいことで、何よりすごく楽しいんです!」

 

そう語る中村さんは学生時代に自身が憧れ、目標としていた

「楽しく働くイキイキした大人」を実現していました。

 

 

最後に・・・

 

 

旅行業界を目指していた中村さんが、船橋株式会社に入社した理由。

それは「憧れ」ではなく「どんな姿で、何をやるのか」という本当の目標を見つけていたからでした。

今の自身の仕事を語る中村さんは姿は本当にイキイキ・キラキラしており、現在の仕事に誇りをもち、楽しく働いていることがよく分かりました。

 

 

 


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