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【インターンOGOB社会人】「お前はどうしたいんだ!」そう問われ続けたインターンを経験し、カフェ経営した先輩の話

2017年11月29日

▲今回の先輩社会人:大手銀行勤務 平野佑果さん

【G-netインターン生が先輩社会人にお話聞いてきました。第10弾】

皆さんこんにちはG-net27期インターン生髙橋良太です。

今回お話を聞かせていただいたのは、現在大手銀行に勤務する平野佑果さんです。

 

学生時代山川醸造株式会社で長期インターンを経験し、その後休学し学生ながらカフェの経営に携わるというすさまじい挑戦をしていた平野さん。なぜそこまでの挑戦が学生時代できたのか、そしてその挑戦が今どんな形になっているのか聞いてきました!

 

 

挑戦①山川醸造での長期インターン

―強烈上司との出会い

 

 

苦労をして入った大学。しかし、実際の学生生活に違和感を覚えていた当時の平野さん。

「あれ、私の思っていた大学生活こんなもんだっけ??」

そんな違和感をなくすためにも醤油・味噌の製造販売を行う山川醸造株式会社での長期インターンをすることに決めたといいます。

 

そして出会う、強烈上司。西願さん。

『お前はどうしたいんだ。』

それが西願さんから投げかけられた1番答えに困った質問だったといいます。超熱烈営業マンで、インターンの先輩でもあった西願さんは常に”平野さんが”どうしたいかを問うという強烈な指導をしていました。

 

「西願さんの言うとおりに動いていたらキレられるんです。

だからこそ、上司に食ってかかるくらいがちょうどいいとその時は思っていました。」

 

そう笑いながら話してくれた平野さんは強靭なメンタルの持ち主でした。

平野さんにとっての初めての挑戦それは、インターンを通し自分の考えを常にぶつけ続けるというものだったといいます。

ただの学生ではなく、社員として対等にみてくれた上司のもと、平野さんはホンキ系インターンで最初の挑戦をしていました。

 

 

―厳しくも優しい環境

 

 

いつも自分を対等あつかい、意見を求めてくれる西願さん。だからこそ、平野さんはそんな西願さんを尊敬していたといいます。

 

「営業の際に、たとえ立ち話でも本気で山川醸造の魅力だけにとどまらず、大げさだけど岐阜の地域の発展まで話が広がって。そんな姿にお客さんも惹きつけられていたし、共感し商品を仕入れていました。」

 

そんな尊敬する上司の姿を真似して、自身も本気で醤油や、醤油スイーツの営業を行ったという平野さん。時には学校帰り目を付けたお店に突撃で醤油を持参し営業したといいます。

だからこそ、最終的に山川社長に「期待の3倍の成果を出してくれた」と言われた平野さん。当時のインターンをこう振り返っていました。

 

「今振り返ると、何でもやらせてくれた山川社長、厳しくも対等に接してくれた西願さん。その下で挑戦をできたことは、凄く幸せでした。」

そんな環境で最初の挑戦できたからこそ、その後も平野さんの挑戦は続きます。

 

▲インターン当時山川社長と平野さん

 

 

挑戦②女子大生がカフェ設立、経営

―想いを形に

 

 

「お前はないがやりたいんだ」そんなことを言われ続け、自分の想いを形にしたインターンを経験し、その楽しさに気づいたという平野さん。

 

「カフェを経営したい!そんなことを言い続けていたら、大学のクラスメイトでもありインターン仲間の友人にカフェ経営を一緒にやろう!と誘われたんです。」

 

偶然ご縁があって、振ってきたこのチャンスを平野さんはのがしませんでした。

その後大学を1年間休学し、古民家カフェの経営者として挑戦を始めたといいます。

 

きっと「挑戦へのハードルが下がっていた」と僕はお話を聞きながら感じました。

普通の学生に「カフェ経営」という一歩踏み出せるでしょうか??

少なくとも僕にはできません。。

「インターンで自分の想いを本気で発信し、形にしたからこそ、次の挑戦への一歩が踏み出しやすくなっていたのかな。」

挑戦の連鎖を平野さんは体現していました。

 

そしてこのカフェ経営の挑戦は今の平野さんの挑戦に繋がることに。

 


▲当時友人と共にカフェ経営をする平野さん

 

 

挑戦③今私が目指すモノ

 

現在大手銀行に勤める平野さん。最初にでた言葉は思いもよらぬものでした。

 

「私銀行は面白くないと思っていたんです。」​

山川醸造や、カフェ経営など学生時代はプレーヤー側で活躍をしたからこそ、当時サポーターの役割が強い銀行という立場に関しては面白さを感じなかったといいます。

 

しかし、平野さんが銀行員になったのはそのプレーヤ―側の経験があったからこその想いからでした。

 

「経営者の近くで働いた経験や、自分のお店を持つという経験があるからこそ、ほんの一部分ではあるけども経営者の抱える悩みや苦しみに寄り添うことができる。」

 

カフェの経営をしていた当時はカフェのことしか考えられなかったそう。

だからこそ現在の目標を

「経営者の方には本業のことだけを考えてほしい。だから、それ以外の心配事をすべてサポートできる銀行員を目指しています。」

 

学生時代の経験から、経営の現場を知っているからこそ語れる銀行員の目標であると僕は感じました。

現在は銀行員としてサポートの立場で挑戦を続ける平野さん。

やはり、挑戦は連鎖していくようです。

 

 

最後に・・・

 

 

「人生、流れのままに生きる」そう語ってくれた平野さん。

「我ながら、学生時代よくホンキ系インターンを選んだなと思っています。」

 

山川醸造でのインターンがあったからこそ、その後のカフェ経営や、現在銀行員として働く今があると振り返っていました。

人生は流れていくからこそ、新たな流れに自分を飛び込ませる必要がある。

そんな決断が大切だと最後に教えていただきました。

 

 


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